2011年08月08日
八ヶ岳トレッキング

急遽、奥様と息子が奥様のお姉様の家へ泊まりに行くことになりました。
という訳で8月7日の日曜日が自由時間に。
いつもなら、アルミボートを持っている友人とバス釣りに行くのですが、先日、白駒池からニュウへのプチ八ヶ岳トレッキングが中止になったのが気にかかっていました。
許されている時間は1日、どうせなら八ヶ岳をとことん楽しもうと、日帰りで周れるコースを検討しました。
決定したのは、美濃戸口-南沢経由-赤岳-横岳-硫黄岳-北沢経由-美濃戸口という日帰り贅沢コースになりました。
初めてのソロトレッキング、どうなることでしょう。

ここはバス停のある美濃戸口。
美濃戸口から山荘まで車で行けます。
山荘の駐車場が満車になると美濃戸口の駐車場に停める事になります。
山荘まで徒歩で1時間。往復2時間は勿体ないので早目の到着。

赤岳山荘の駐車場で仮眠。駐車料金を徴収に来たおじさんの話だと、最近は連日天気が悪いそうです。
明るくなってきたので出発。気合十分です。

気合を入れる時にいつも飲むのがアサヒのスポーツ飲料「一撃」
なかなか売っていないので手に入れるのに苦労します。

行者小屋に到着。
テント泊の登山客がたくさんいました。

今回の新兵器、ソニーの「nav-u」、ポータブルGPSです。
現在地が山岳地図上に表示されるのでコースの確認に大活躍でした。
普段はカーナビとして使っています。
前のカーナビよりも画面がかなり小さいですが、情報量も豊富だしルートの計算も早いので重宝しています。

おしゃれな山ガール。山が華やかになります。
でも鎖場の多い山にはスカートは向いていないと思うのですが・・・
岩に脚を掛け難くないですか?

文三郎尾根から下を見ると行者小屋が小さく見えます。
「もうこんなに登ったんだ~♪」と少し嬉しくなります。

しかし、上を見ると急勾配な道が続く。(苦)

今のところ、天気も良く、阿弥陀岳への稜線がはっきり見えます。

文三郎尾根分岐に到着。
赤岳山頂までもう少しなのですが、ガスが出てきました。

赤岳山頂まであと少しなのですが、ここから先は鎖場の連続です。

八ヶ岳の最高峰、赤岳山頂に到着しました。(ヤッター)
本来なら山頂からの景色を載せるのですが、辺り一面ガスで写真も撮っていません(涙)

すぐ近くにある赤岳頂上山荘でさえ、うっすら見えるだけです。

山頂に「赤嶽神社」というものがあったので無事に下山できることを祈願して出発。

自分の親よりも高齢の方が、断崖絶壁を苦も無く歩いているのは感心します。

赤岳展望荘でトイレを拝借。とてもきれいでした。

ここで決断。
予定時刻より大幅に遅れている場合はコースを変更して、地蔵尾根を下って降りるつもりでいました。
予定よりも1時間遅れています。
地図とにらめっこ・・・
家族連れなら下山しますが、今日はソロ。
予定通り決行することに決めました。

ここのハシゴは右側が崖なので下を見ないことに。

ここもガスが出ていなかったら、とっても高度感を感じられそう。(怖)

ここで今日の予定コースの半分に着きました。
最初に最高峰を登ったので、気分的には余裕でした。(今のところ)

タイトルの画像とかぶってしまいましたが、ガスが一瞬晴れて視界が良くなりました。
ガスのせいで、見える峰を山頂かと思い、落胆しながら何度も越えました。

横岳山頂に到着。
ここでもガスで景色は望めません。

高山植物には詳しくないのですが、所々にきれいな花が咲いています。

僕でも知っている高山植物の女王コマクサがたくさん咲いていました。

硫黄岳山荘に着く少し前から空が曇ってきて、遠くで雷の音が聞こえてきました。(嫌な予感)
休憩をしていると雨がパラパラと降ってきました。
山頂で雷は嫌なので待機。
雷の音が聞こえなくなったので出発。
途中、雨は降ったり止んだり。しかし、山頂直前で突然ドシャ降りに。

山頂では雹と突風で休憩なんかしていられません。
山頂から「赤岩の頭」を見ると急いで下山している人達がいるので追い着こうとすぐに出発。
非難する場所も無いし、雨よりも雷が怖くて急いで下山しました。
僕のカメラは防水ではないので雨の中で撮影は出来ないのですが、どうしてもこれだけは撮っておきたかったので一瞬で撮影。
思っていたよりも、ちゃんと撮れていました。
硫黄岳山頂からジョウゴ沢まで樹林帯の中を1時間近くジグザグと降りてきましたが、誰とも会いませんでした。
GPSで確認すると赤岳鉱泉まで向かっているので安心。

ものすごい雨量で、川も濁流と変わっています。
この辺りでは、もう雨も止んで青空が見えています。

赤岳鉱泉が見えてきました。
日差しも強く、みんなさっきの雨は何だったのだろうと言って濡れたものを干しています。
ここから北沢を下って赤岳山荘の駐車場まで戻るのですが、赤岳鉱泉を出て20分で雷雨再び。
本来ならきれいな沢の流れを眺めながら達成感に浸って歩いているのですが、濁流がすごいので早足で戻ります。
予定よりも2時間遅れで赤岳山荘駐車場に到着。15時21分。
無事下山を奥様に電話で報告して帰宅しました。
初めてのソロトレッキング、とても勉強になりました。
家族連れの時の判断とは違い、少しだけ冒険が出来ます。
この冒険がレベルアップに繋がることを知っているので判断に苦しみます。(自分の実力とかけ離れた事はしない)
今回の成功した事や失敗したで、かなりレベルアップ出来たと思います。
雨の中を長い距離歩くというのも良い勉強になりました。
雨具の準備のタイミングや足場の確保など、今までよりも自然に判断出来るようになった気がします。
カメラの防水も考えないと写真が全然撮れません。
山に1人で登るものではないと、よく言われますが、少しだけ冒険してみるのも良いのでは。
それにしても山の天気は本当に変わりやすいです。
Posted by ユーキ・スカイウォーカー at 16:40│Comments(6)
│トレッキング
この記事へのコメント
こんにちは
遅コメント失礼します。
同日に逆ルートから登ってました。
いいルートですね。
うちも次回は赤岳ー横岳ー硫黄岳の縦走を画策中です。
横岳から赤岳の難所はどうでしたか?
硫黄岳ー横岳が結構怖かったので感想を聞かせてください。
遅コメント失礼します。
同日に逆ルートから登ってました。
いいルートですね。
うちも次回は赤岳ー横岳ー硫黄岳の縦走を画策中です。
横岳から赤岳の難所はどうでしたか?
硫黄岳ー横岳が結構怖かったので感想を聞かせてください。
Posted by 美来(ミク)
at 2011年08月15日 15:00

美来さん
こんばんは。
このルートは最初に一番高い山から登るので体力的にも精神的にも後が楽でした。
日帰りは時間との勝負です。
1泊するのでしたら1日目に権現岳や阿弥陀岳を登って行者小屋のテント場に泊まり、2日目に赤岳-横岳-硫黄岳にアタックしたかったです。(おすすめします)
鎖場はどこも同じような感じでしたが、硫黄岳-横岳間よりも鎖場は多いです。
赤岳から横岳は峰らしきものをいくつも越えるので感覚的に長く感じました。
体力勝負ですが、横岳に登ったのでしたら問題ないと思います。
頑張ってください。
こんばんは。
このルートは最初に一番高い山から登るので体力的にも精神的にも後が楽でした。
日帰りは時間との勝負です。
1泊するのでしたら1日目に権現岳や阿弥陀岳を登って行者小屋のテント場に泊まり、2日目に赤岳-横岳-硫黄岳にアタックしたかったです。(おすすめします)
鎖場はどこも同じような感じでしたが、硫黄岳-横岳間よりも鎖場は多いです。
赤岳から横岳は峰らしきものをいくつも越えるので感覚的に長く感じました。
体力勝負ですが、横岳に登ったのでしたら問題ないと思います。
頑張ってください。
Posted by ユーキ・スカイウォーカー at 2011年08月16日 00:34
一度は行ってみたい場所のひとつ。
躊躇している間に、年齢ばかりが増えてゆく(笑)
ユキ・スカさんほど、若かったらな~。
躊躇している間に、年齢ばかりが増えてゆく(笑)
ユキ・スカさんほど、若かったらな~。
Posted by hito&cocco at 2011年08月22日 12:25
大丈夫ですよ!
まわりを歩いている高齢の方々(60歳はかるく越している)の元気な姿を見ていると登山は年齢じゃないと改めて思いました。
それと僕もそんなに若くないし・・・
もうすぐ40歳です。
まわりを歩いている高齢の方々(60歳はかるく越している)の元気な姿を見ていると登山は年齢じゃないと改めて思いました。
それと僕もそんなに若くないし・・・
もうすぐ40歳です。
Posted by ユーキ・スカイウォーカー at 2011年08月23日 19:20
お腹いっぱいになりそうなコースですね^^
いいな~いいな~
雨の登山は勉強になりますよね、私も1度だけですが
経験があります。
そして道具が増えていく ( ´艸`)
いいな~いいな~
雨の登山は勉強になりますよね、私も1度だけですが
経験があります。
そして道具が増えていく ( ´艸`)
Posted by tap
at 2011年08月25日 22:12

tapさん
雨は本当に勉強になりました。
そして翌日、雨対策品を買いあさりました(笑)
やっぱり、本当に必要な物は山行直後に買うとはっきり思い出せます。
雨は本当に勉強になりました。
そして翌日、雨対策品を買いあさりました(笑)
やっぱり、本当に必要な物は山行直後に買うとはっきり思い出せます。
Posted by ユーキ・スカイウォーカー
at 2011年08月27日 09:15
